第4回りぶリオバトル『沖縄だれにも書かれたくなかった戦後史』著者:佐野眞一のプレゼン
知的書評合戦☆ビブリオバトル福岡
『沖縄だれにも書かれたくなかった戦後史』著者:佐野眞一
バトラーさんは、
書斎りーぶるで開催されるビブリオバトルの常連さんで、
非常に落ち着いてお話しをされ本の内容も分かりやすく説明されるので、
毎回
『読みたいっ』
と思う本をご紹介してくださるバトラーさんなんです♬
今回は佐野眞一さんの
【沖縄だれにも書かれたくなかった戦後史】
という本ですが、
この佐野眞一さんは個人史にスポットを当てたノンフィクションをたくさん書いてらっしゃるそうで、
動画の中でもご紹介されてますが、
正力松太郎とか甘粕正彦の事を書いた本もあり、
そちらも非常に面白いとのこと。
そしてそんな面白い本をたくさん書かれてある佐野さんの中で、
ナゼこの本をご紹介したくなったかと言うと、
『著者の着眼点が違うから』
だそうです。
ではそれがどのように違うのか。
戦後の沖縄のことを書いた本は数多あれど、
大体どの本も日本の米軍基地の7割が沖縄に集中し、
それがある事による被害とか加害の事を書かれたものが多いようですが、
佐野さんは、
もっと沖縄本来の生き生きとしたエネルギーとかが表現できていないのでは、
もっとドロドロとした生命力溢れる本来の沖縄らしさを書き出したい!
という発想でこの本を書かれたそうです。
なので一般の本には出て来ないような沖縄のヤクザのルーツから、その後の闘争・対立史、
沖縄警察がどのように発展していったか、沖縄にまつわる偉人・怪人の列伝など、
沖縄戦後史の底辺に当たる部分がしっかりと描かれている所が、
この本が評価されるべき部分ではないかと、
バトラーさんは仰ってあります。
エネルギー溢れる沖縄の戦後史の詳細は、
是非ともコチラの動画をご確認ください!
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