ブログで情報発信することは、すべらない話でネタを披露するのと同じことだと気付いた10月21日。エジソンが白熱電球を完成させた日。


「匙を投げる」。


この言葉を使ったり使われたりしたことは、人生で何度もあると思います。



さて、この「匙を投げる」という言葉の語源って、皆様ご存知ですか?

これ以上治療法がないとして、医者が薬を調合するために使っていた匙を投げ出す意味から、

病人を見放す。手を引く。となったそうです。


我々の周りには当たり前に使っている言葉や、当たり前に行ってる風習がたくさんあり、

当たり前すぎてナゼその言葉ができたのか? 何でこんなことをするのか? など、

考えることがないというより、疑問を持つことすらないと思います。

私がこの「匙を投げる」という語源を調べようと思ったのは、

中華料理の食べ放題に行った時のこと。



チャーハンや麻婆豆腐に焼きそば、かに玉にシュウマイ、

餃子などをてんこ盛りに盛ってスプーンを手に取ったとき、ナゼかふと


「スプーンって日本語で匙って言うけど、フォークに当たる日本語ってないよな。

そもそも匙を投げるって、なんで匙を投げることが諦めるって意味になるんやろか?」


と思ったことがキッカケでした。

そしてこのキッカケをさらにキッカケにし、


「書くためのネタを探そうと脳みそが働き、

 普段何気ない日常のことを観察するようになって、色々な気づきがありますよ!」


的なことを、天狼院書店のライティングゼミのキックオフか第一講の時、

店主の三浦さんがおっしゃっていたことも思い出したのです。



確かに普段の生活の中でも、今までであればスルーしてしまうようなことや、

メチャクチャ怒ってしまってその怒りの処理のしようがなかった出来事でも、

フェイスブックで発信するネタができた! 

と喜ぶ出来事に変わったりしたことが多々あったので、大いに納得したのです。



例えば、

私は数年前まで九州社会人リーグでアメリカンフットボールをしておったのですが、

試合を終えて17時頃に、ようやくその日のお昼ご飯を食べようと、

試合会場からほど近くにある、前から気になっていたラーメン屋に行った時のことでした。


待ちに待ったラーメンを提供された際にひっくり返されて、

しかもラーメンのスープが思いっきり太ももにかかるという事件が起きました。


ワザとではないということは分かっているから、ヒステリックに怒るのも大人気ないし、

かといって楽しみにしていたラーメンをこぼされ、

しかもメチャクチャ熱い思いをしたため、

今までであればこぼしたスタッフの子や店長さんに文句の一言を言うか、

めっちゃ不機嫌になってラーメンを食べていただけだと思うのですが、

フェイズブックをしているおかげで、

このことを如何に面白おかしく伝てやろうかと思えたのです。



ただ単純に


「不慣れなスタッフに待ちに待ったラーメンをこぼされ、

 火傷するかと思うほど熱い思いをした出来事がありました」


であれば、私に関心のない大多数の方には全く面白みがない文章なので、臨場感あふれ、

熱さや怒り具合がよりリアルに、より面白く伝わる内容にしようと思い、

以下のような記事を書きました。



アメフトの試合を終えると約3kgほど体重が減る。

体重が0.1tあるため、かつての消費税分の自分が世の中から消えたコトになる。

いなくなった自分を取り戻すため、腹を満たすため、

試合後本日のほぼ1食目をようやく口にする機会を得た。


勤勉な私は食べる時でもトレーニングを行う。

いなくなった自分を取り戻すために、シコタマ食べる胃腸のトレーニングだ。


福岡はラーメンといえば豚骨スープなのだが、

社会人になってから仙台・札幌に住んでいたせいでみそラーメン好きとなり、

試合会場近くにある前から気になっていた、

「みそラーメン」と大きく看板に書いてあるラーメン屋に入った時間は17時。


昼ごはんには遅く、夜ごはんには早い時間のせいか、店内には私一人だけ。

訪れた時間のせいなだけで、味がマズくて人がおらんワケではないよなぁ……。

と一抹の不安を抱きながらも、大盛りでみそバターラーメンをオーダー。


待つこと10分。芳しい味噌の香りと共に、

白い湯気を揺るがせながらスタッフが近づいてくる。


「君はナニかの中毒者? それともメチャクチャ緊張してる??」

と思えるほど手を震わせ、カチャカチャ音を立てながら近づいてくる彼。


上島竜兵の持ちギャグ「押すなよ! 押すなよ!!」のごとく、

心の中で『こぼすなよ! こぼすなよ!!』と願いつつ、

みそバターラーメン大盛りが無事テーブルまで到着。


到着するまでは良かったものの内村航平のような見事な着地とはいかず、

演技中の内村航平のごとく華麗にお椀がひっくり返る始末。

もし私が彦摩呂であれば、


『わぁ! まるでスープのナイアガラやぁ』


と言っていたと思えるほど、

よける間もなくスープが左太ももへ止めどなく流れ落ちてきた。


最初ジーンズが防御壁となっていたのだが、

むしろその後は理容店で乗せられる蒸しタオルのメチャクチャ熱い版と化し、

タオルであれば跳ね除けられるもののジーンズなので脱ぐこともできず、

多分、自分史上最高のジャンプ力を発揮して、椅子から飛び上がることに。


車に戻ってアメフトの防具を装着し、

むかし毎週一回通信教育で習っていた北斗の拳で、敵であるウイグルの必殺技


『蒙古覇極道』


という名の、ただのブチかましを繰り出そうかと思うほどの怒りを覚えたのだが、

もう40も半ばにもなったオッサンが、警察沙汰になるような怒り方しちゃイカン!

と思い、ジェントリーに対応。


そのせいもあってか、マルッと全額サービスとまではいかなかったが、  

熱湯スープに耐えてカラダを張ったおかげで、

ランチ代を若干浮かすことができたという話。


と言った感じで記事をアップさせていただきました。



普段の何気ない日常の出来事ですが、


・ 読んでくださる人がいる


・どう伝えると最後まで面白おかしく読んでいただけるか


を考えると、言い回しや分かりやすく伝えるためのたとえをどうするか。

といった工夫が色々と出てくるなと、思い返して感じた次第です。


そしてこの記事の着地をどうしようかと散々悩んでいた時、

ふと「すべらない話」でゲスト参加していた有名人の言葉を思い出したのです。


「皆さんの周りには、なんでこんなに面白いことばかり起こるんでしょうね!」


と言っていたことを。



コレって、

すべらない話に出演する芸人さんの周りにばかり面白いことが起きているのではなくて、

笑いを提供する芸人さんたちは、普段から面白いネタはないだろうか!  

というスイッチを入れて、アンテナを立てて生活しているからこそ、

一般の人だったら見逃すような出来事でもシッカリと受信をして、

さらに面白おかしく伝えるために、話しの構成や話し方をキッチリ考えることで、

人前で「すべらない話」を披露でき、笑いを取るコトができているんだろうな! 

と感じたワケです。


なので、今までは当たり前だと感じていたコトでも、当たり前と思ってスルーはせず、

自分のブログで情報発信をして最後まで読んでいただくためには、


「ドコをどう切り取れば、ナニをどう伝えればコンテンツとなり得るだろうか?」


というスイッチを入れ、アンテナを立てて様々なモノ・コトに興味を持ち、

接して行こうと決めると、


『世界はネタに溢れてる!』


と気づいてピカっと閃いた10月21日。

エジソンが発熱電球を完成させ、世の中をピカっと照らした日。



あとは、すべらない話を披露する芸人さんのように話にオチを付ける技術と、

内村航平のように見事に話の着地を決める技術を磨くばかりですね。

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ウリアゲ☆デザインラボ

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